電車など、公共の交通機関では、さまざまな見知らぬ人との交流があります。
かつて、電車通勤をしていたという、たけのこスカーフ(@takesuka)さん。
帰りの電車内で、眠ってしまった時のことです。
同じ駅で降りる、部活帰りと思しき1人の高校生が、隣の席でこんな独り言をつぶやいたといいます。
「ああっ!もう○○駅だ!」
○○駅とは、たけのこスカーフさんが降りる予定の駅名です。高校生は、たけのこスカーフさんに話しかけるのではなく、大きな声で駅名を口にしたのだとか。
たけのこスカーフさんは、高校生の棒読みなセリフに驚いて目を覚まし、電車の中で乗り過ごすことなく、最寄りの駅に降りることができました。
たけのこスカーフさんが利用していた駅は、1時間に1本しか電車が来ない無人駅です。
当時、慌てて降りて駅のホームを歩いていた、たけのこスカーフさん。
先に電車を降りた高校生が振り返り、たけのこスカーフさんの降車を確認している姿を見て、相手の不器用な優しさに気付いたといいます。
きっと見知らぬ高校生は、たけのこスカーフさんが以前から同じ駅を利用していることに気付き、乗り過ごさないように気を配ったのでしょう。
たけのこスカーフさんは、当時の出来事を「今でも懐かしく思い出す」と語っています。
何気なく与えた優しさとは、誰かの心にそっと触れ、長くとどまり続けるものなのかもしれませんね。
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