彼はいつも月に一度の記念日に花束をくれていた。でも、今日は何も届かなかった。私は不安になった。彼から届いたLINEには、「ごめん、もう終わり」とあった。そこで私は、フラれてしまうのかと思った。でも、数分後にはもう一つのLINEが届いた。「今近くにいるから、家の前の公園まで出て来て。どうして終わりにしたいか、ちゃんと話すから」というものだった。私は憂鬱な気持ちで公園に行った。彼はそこで、1000本の花束と婚約指輪を手渡してくれた。彼がこれまで月に一度、プレゼントしてくれていた花束は全て、今日のために揃えたものだった。私が交際をスタートした際に、冗談で「せめて100本の花束でプロポーズしてよ」と言っていたことを彼は忘れていなかった。彼はいつも約束を守り、私を大切に思ってくれていた。私は彼と一緒にいたいと思い、プロポーズには二つ返事で答えた。
