最近では、過剰に監視したり、過保護な行動をしている親を「モンスターペアレント」や「ヘリコプターペアレント」と呼ぶようになりました。学校教育でも、保護者の要望により、危険なものを教育項目から廃止する場合もあります。その中で、ある私立小学校での出来事が話題となっています。5年生の体育授業中に、跳び箱に激突し、青アザと擦り傷を負った生徒がいたため、保護者から廃止を求める要望がありました。しかし、他の子供たちは跳び箱を楽しみながら、何度もチャレンジを繰り返す中で、失敗と共に次に向けて学びを得る機会を得ています。子供たちからも、「跳び箱の授業で、失敗し怪我をすることもあるけど、それが上達するための大切な経験だ」という声が挙がっています。保護者としては、子供の安全を心配するのは当然ですが、失敗や危険から逃げることで、子供たちが成長する機会を奪わないようにしたいものです。教育とは何か、大人たちが改めて考える必要があります。
